年中児が年少児の頃に「美味しくなぁれ!」とお願いしながら、大豆をつぶし、樽に塩の蓋をして寝かせておいた味噌。
少し忘れてしまっていた子もいたようですが、樽を見て思い出した子もいました。
一人ひとり樽の中を見せてもらって、臭いを嗅いでみました。
「納豆みたいな匂い」と答える子が多かったです。
味噌の話を聞いてから、味噌汁に入れる野菜をみんなで手でちぎりました。
野菜のにおいを嗅ぎながら、葉やきのこの触感を感じ、ちぎっていきました。
※食材は給食室でもう一度きれいに洗ってから使いました。
こんぶでとっただし汁を、全員少しずつ味見してから、野菜を鍋に入れました。
みんな、給食の時間を楽しみに待っていました。
出来上がったお味噌汁が届くと、
嬉しそうにのぞいてみました。
野菜たっぷりのお味噌汁はあっという間に完食です♡
野菜がたっぷり入った、とても美味しいお味噌汁でした。
みなさんは、味噌の味をどう感じますか?
味噌を少しなめた子どもたちの感想、様々でした。
「しょっぱい」「からい」以外にも
「あまい」などと言う子も案外いるものです。
甘味・塩味・酸味・苦味・・・
味覚を正確に感じる子はどのくらいいるのでしょう?
小さい頃、苦手だった食べ物が、大人になるにつれて美味しいと感じるようになったという経験はありませんか?それは、味覚の幅が広がって、美味しいと思えるものが増え始めたからなのです。
子どもに「嫌いなものでも食べなさい!!」とむやみに言う前に、作り手が、味覚を広げられるように努力する事も大事ですね。
味覚は生まれつきのものではありません。環境によって幅を広げられるものです。
子どもたちに、様々な食材を食べさせてあげ、素材そのものの味を味合わせてあげたいですね。
先日も、焚き火をしながら、理事長先生がサトイモを茹でて下さいました。
(12月に、半袖体操服の姿・・・昼間は温かいのです。)
茹でただけのサトイモを自分で皮をむいて食べ、
「うん、あまい!」
「芋の味する!」
「ねぇ先生、指がねばねばする!」
「このお芋、すごくおいしい!!!」
色々なことを感じながら食べていました。
味のインプットも大事ですが、味覚を育てるためには、みんなで楽しく食べるという環境も大事なのかもしれません。子どもたち同士もそうですが、家族みんなで楽しい雰囲気の中で、会話をしながら味わうと、いつもと違う味を感じるかもしれませんね。
味覚を育てることは、健康で豊かな人生につながっていくと思っています。
リーチェル幼稚園は、食育を大事にしています♡